2010年06月03日

第33鉄 個室じゃなくても楽しいよ! 豪華寝台特急トワイライトエクスプレス(Business Media 誠)

 鉄道ファンのみならず、旅好きな人の憧れの列車といえば「カシオペア」「北斗星」そして「トワイライトエクスプレス」だろう。いずれも日本を代表する豪華寝台特急だ。

【写真:もっとも安いB寝台など、トワイライトエクスプレス車内の紹介】

 これらの列車の共通点は食堂車を連結し、ロビーカーを備え、個室寝台を連結するところ。そしてもう1つ「人気が高くてチケットを取りにくい」という特徴もある。今回は3つの列車の中でもっとも走行時間が長い「トワイライトエクスプレス」の旅をご紹介する。

 「トワイライトエクスプレス」は、大阪と札幌を結ぶ寝台特急だ。走行距離は約1495km、所要時間は約22時間。ほぼ一日を列車内で過ごすと聞くと、それは退屈かもしれないと心配になる人もいるかもしれない。

 トワイライトエクスプレスは「目的地に早く着いて、現地でのんびり滞在し、ギリギリまで過ごして急いで帰る」旅とは対極にある。こういう旅を経験する人はごく少数だろう。しかし、トワイライトエクスプレスに乗ってみれば分かる。「現代の贅沢は、お金を使うことではなくて、時間を使うことなんだ」と。

●大阪発は真昼。非日常の旅にふさわしい出発風景

 商都・大阪。私にとって大阪のイメージは「元気な商売人がバリバリ活躍し、モリモリ食べる街」。偏見かもしれないけれど、東京より人々のテンポが速い気がする。大阪駅は、まさしくそのイメージどおり。大阪環状線が次々と発着し、複々線の東海道本線を新快速が駆け抜ける。端っこの特急用ホームも、西は山陰方面、東は北陸方面への列車が忙しく入れ替わる。

 その大阪駅の特急用ホームに、凪のように落ち着いた時間がある。真昼の12時。深緑の客車を連ねて、同系色にコーディネートされた機関車がやってくる。なんと「トワイライトエクスプレス」の発車時刻は11時50分。夜行列車にもかかわらず、大阪駅を出発するのは真昼。ここからして非常識……もとい、非日常的な列車である。

 トワイライトエクスプレスは機関車を除き10両編成。機関車の直後は電源専用車。大きなディーゼル発電機を搭載して、客車の明かりや食堂車の調理器などに電力を供給する、そのためだけの車両である。かつては余地を荷物輸送に使っていて、新聞などを運んでいたけれど、さて、現代はどうだろう。トワイライトエクスプレスは繁忙期以外は隔日運行なので、定期的な荷物輸送はないかもしれない。それはともかく、騒音の発生源を隔離したおかげで、トワイライトエクスプレスの客室は電車よりもずっと静かだ。「寝台列車は静かであるべき」という、設計者の気持ちがこめられているようだ。この静けさも贅沢を感じさせる要素の1つ。

 電源車の後ろはB寝台車。個室ではなく、二段ベッドの寝台が並ぶ。いわばエコノミークラスだ。トワイライトエクスプレスでは通路との仕切りに扉があるので、扉を閉じるとさらに静かに過ごせる。向かい合わせ4人分を同一グループで予約すると施錠もできて、簡易な4人用個室になるというわけだ。もっとも扉はガラス入りで、密室度は低い。さらに後ろへ歩いていくと、個室中心の車両になる。「シングルツイン」は1人用。しかし補助ベッドを使って2人部屋にもなる。そして2人用個室の「ツイン」。

 大きな窓の車両は展望サロンカー「サロンデュノール」。その隣は食堂車「ダイナープレヤデス」だ。ホームの中央では鋼鉄の大きな台車にダンボールが山積みになっていた。この荷物の山は食材だ。乗客たちの三食を賄う量は壮観。長旅の気分が盛り上がってくる光景だ。

 その後ろ、1号車と2号車は最高クラスの1人用個室「ロイヤル」と2人用個室「スイートルーム」。最後尾の1号車には、憧れ中の憧れ、展望スイートルームがある。各車両ともスイート1室、ロイヤル4室。つまり乗車定員はたった6名。ロイヤルにエキストラベッドをつけて2名で利用したとしても、乗車定員は10名という贅沢な空間だ。通勤電車なら300人以上も詰め込める空間にたった6〜10人。いかにおおらかな空間か理解できよう。そのぶん部屋代も高額だけれど、バス、トイレ付き、食事もルームサービスが可能。誰もがあこがれる部屋だ。ここは常に人気でなかなか予約できない。

●日本で唯一「食堂車のランチタイム」へ

 今回、私と友人はB寝台だった。これも「できればスイート、せめて寝台車……」と、友人が駅に日参して粘り、やっと入手できた貴重な切符。祝日絡みの運行日はとても厳しい。「この日に休んでいこう」ではなく、「切符を取れた日に休もう」という気持ちで臨まないといけないようだ。

 しかし、トワイライトエクスプレスのお楽しみは個室だけではない。B寝台の旅でも十分に楽しめる。なぜなら、この列車には共有スペースがあるからだ。食堂車の隣にロビーカーがあって、天井に届く大きな窓で流れ行く景色を楽しめる。荷物を寝台に片付けたらロビーカーで過ごそう。ロビーカーは日本海の夕日を眺めるというコンセプトで、日本海側の座席は窓に向いた二人掛けが並ぶ。通路を隔てた反対側はファミリーレストランのグループ席のようなソファ。こちらも日本海側をよく見えるようにと、高い位置になっている。おススメはこちらの高い席。琵琶湖がこちらの窓から見えるからだ。トワイライトエクスプレスが走る湖西線は、近畿地方と北陸地方をバイパスするために作られた。高規格な線路で高架区間が多く、町並みや湖がよく見える。

 ロビーカーで待機していると、食堂車からのアナウンス。ランチタイムの始まりだ。札幌行きのトワイライトエクスプレスは、現在、日本の食堂車で唯一のランチタイムが楽しめる。なぜなら札幌発大阪行きのトワイライトエクスプレスは出発時刻が少し遅いため、ランチタイムがなく、代わりにティータイムになっているからだ。

 大人気のランチタイム。私たちがテーブルに案内された頃は琵琶湖を通り過ぎ、峠を越えて福井県に入る頃だった。お目当てのハンバーグセットは売り切れていたが、ビーフカレーに舌鼓。明るい車窓を眺めつつ、単品のサラダをシェアして、食後のコーヒーをゆっくり味わう。メニューはオフィス街の喫茶店と変わらない気がするけれど、緑豊かな動く景色を眺めるていると、なんとも贅沢な気分になってくる。

●緊急避難(?)以外はずっとロビーで過ごす

 食後もロビーカーに空席を見つけたので、寝台に戻らずにたたずんでいた。独り占めせずに譲り合って使いましょう、という空間だが、意外に空いている。個室のお客さんは個室で自分の時間を楽しむ人が多いようだ。午後の日差しが遠くに傾いていき、西日を浴び、やがて暮れていく。まさにトワイライトな時間がやってくる。私が乗ったときはまだ日が短くて、富山あたりで暗くなってしまった。真夏なら、きっと親不知子不知の海岸線や笹川流れあたりの夕日を眺められるだろう。

 自分で乗っていない時期だが、おススメは真夏の札幌行き。というのも、このあたり、大阪行き列車はほとんどトンネルを通過するからだ。北陸本線は、もともと海沿いに単線で作られ、かなり時間がたってから複線にした。その間に土木技術が進歩したので、新しい方の線路はどんどんトンネルを掘ったらしい。スピードは上がったけれど、景色は犠牲になってしまった。

 日が暮れたらディナータイム。食堂車は予約制になっている。そして私たちは予約しなかった。なぜなら私が偏食で、魚嫌いだから。トワイライトエクスプレスは日本海側を走るだけに、メニューは海の幸が中心らしい。しかもコース料金が1万2000円! もちろん日本の食堂車メニューの最高金額だ。僕たち中年だけど、まだまだ質より量なんだよね。というわけで、晩御飯は大阪駅で仕入れておいた神戸牛ステーキ弁当とカツサンドにした。これをロビーで食べようとしたら、なんとここからロビーが大混雑。食堂車から個室客向けにルームサービスされる懐石弁当を、ロビーで楽しむ人がたくさんいらっしゃる。複数の個室を利用するグループ客が、食事だけは一緒に食べようということらしい。魚料理の匂いが強くなってきて、たまらずにB寝台に避難した。

 ここで初めて、相席となったお客さんと挨拶。おばあちゃんと小学生のお孫さんで、寝台車で北海道へ行くという。パパとママは明日の飛行機で現地入りとのこと。時間がある人はゆっくり行けばいいんだよ、としばらくおしゃべりしつつ、寝台で荷物の整理。そしてグダーッと横になって過ごす。背を伸ばして、腕を伸ばして……ああ、気持ちいい。うっかり眠ってしまいそうだ。しかし時間を見計らい、再び弁当持参でロビーカーへ。

●眠り、目覚めればそこは北海道

 夕食を済ませると景色は真っ暗。食堂車はパブタイムに移り混雑していた。じゃあ、寝ちゃおう、というわけで寝台へ。寝台車の旅なのだから寝なくては損だ。21時ごろには眠りについて、そのおかげで4時に目覚めた。

 気合いの早起きではなく、たっぷり眠った4時起きは、実にすがすがしい気分。眠っている間に列車は青函トンネルをくぐり抜け、北海道を走っていた。ささっと着替えて、またまたロビーカーへ。朝早いため、私のほかに2人しかいなかった。

●食堂車の朝食。温かい味噌汁とツヤツヤご飯が嬉しい

 本州とは違う、ゆったりとした風景を眺めているとおなかが空いてきた。もうすぐ6:30、食堂車の朝食を予約した時間だ。ディナータイムは乗車前に予約が必要だけど、朝食は乗車後、前夜のうちに車内で予約するシステムになっている。空席があると、スタッフがB寝台にも要望を聞きに来てくれる。時刻の選択肢は限られており、かなり早い時間になってしまったのだが、これが大正解。ちょうど列車が大沼国定公園を通過し、内浦湾沿いを走る時間帯だった。

 大地に威容を示す駒ケ岳を眺めながらの朝食。温かいご飯と味噌汁がうれしい。おかずは旅館の朝のよう。漬物、焼き魚、海苔、温泉卵。私は生魚と甲殻類は受け付けないのだが、焼き魚なら大丈夫。むしろ好物。朝から列車の中で温かい食事をいただき、おなかいっぱいだ。慌ただしい日常から抜け出して、頭を空っぽにして景色を眺め、うまい飯を食う。なんというご褒美だろう。1年に1度くらいは、こんなご褒美があってもいいんじゃないか。

 朝食後ももちろんロビーカーで過ごす。ロビーカーはガラガラの貸しきり状態。洞爺湖、室蘭あたりで降りたお客さんも多く、札幌に近づくにつれて、お客さんはそれぞれの空間で楽しんでいるらしい。結局、B寝台は寝るためだけの場所になった。

 個室じゃなくても十分に楽しい「トワイライトエクスプレス」の旅。でもやっぱり、次回は個室を利用してみたい。きっと今回とは違った趣を楽しめることだろう。【杉山淳一】

●今回の電車賃
大阪−札幌:乗車券1万6170円、特急券3150円、B寝台券6300円
※関西−北海道を寝台列車で旅する場合、「周遊きっぷ」を使うと安くなる。周遊きっぷ「札幌・道南ゾーン」を使うと、大阪−青森までの往復乗車券が2割引+青森から道南地域は乗り降り自由のゾーン券9000円となる。片道分の乗車券相当金額は1万4330円。
※※ちなみに展望スイート個室の寝台料金は、5万980円(2名分)。

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2010年05月21日

B型肝炎 救済策提示見送り 政府、きょう和解協議入り表明(産経新聞)

 集団予防接種の注射器使い回しなどでB型肝炎ウイルスに感染したとして患者らが国を訴えた集団訴訟で政府は13日、札幌地裁で14日に和解協議入りを表明するにあたり、救済範囲や賠償額など、具体的な救済策の提示を見送る方針を固めた。ただ、早期全面和解を求める原告側は、国が和解協議に入る場合、同時に救済策を提示することなどを求めている。国の“手の内”が見えないままの和解協議入りには反発が予想される。

 仙谷由人国家戦略担当相や長妻昭厚生労働相ら関係閣僚は13日、国会内で最終協議を行い、札幌地裁の進行協議の中で和解協議入りを表明することを改めて確認。その際の対応についても話し合った。

 協議後、長妻厚労相は「結論は早く出さないといけない一方、非常に広がりのある問題でもある。一つ一つ協議をして、きちんとした対応をしたい」と述べた。

 政府関係者によると、札幌地裁で開かれる進行協議では、今後の協議日程など手続きに関する話し合いだけが行われる見通しという。

 同訴訟では全国10地裁で420人が係争中。広く患者や感染者の救済をすべきだとする原告側に対し、国側は母子手帳による接種証明や、存命の母親による母子感染否定などで救済範囲を絞り込むよう主張している。これまでに札幌、福岡両地裁が和解を勧告。札幌地裁は「救済範囲を広くとらえる」「合理的な救済金額を定める」という方針を示している。

 政府内では、賠償額が巨額になることを恐れ、救済範囲を広くとる形で原告側と和解することに難色を示す声も大きい。

 今後行われる和解協議では、国がこれまでの主張を大きく崩さない可能性もあり、救済範囲や賠償額をめぐり協議の難航が懸念されている。

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2010年04月24日

無派閥が最大派閥になるかも…自民で離脱続々(読売新聞)

 自民党で、派閥離脱の動きが再燃している。4月に入ってすでに3人(離党、議員辞職を除く)が退会届を提出。検討中の中堅・若手はほかにもおり、無派閥議員が近く自民党の最大勢力になる可能性も出てきた。

 「派閥有用論、無用論という問題も含め、フリーな立場で政治活動をやっていきたい。派閥はいらない」

 16日に山崎派に退会届を提出した武田良太衆院議員は、退会理由を記者団にこう語った。今月は、武田氏のほか、平井卓也衆院議員が古賀派を、山本一太参院議員が町村派をそれぞれ退会。現在無派閥議員は35人で、党所属国会議員の2割近くに迫る。最大派閥の町村派の44人には及ばないものの、額賀派、古賀派をしのぐ第2勢力だ。

 派閥退会の動きが続いているのは、野党転落により、派閥の力の源泉だったポスト配分や資金力で存在感が一段と低下しているためだ。各派が開くパーティーは「昨年の半分の売り上げも難しい」との声が聞かれる。

 中堅・若手の間では、参院選を控え、党の改革イメージをアピールするために派閥解消を唱える声も強い。離脱“予備軍”は複数おり、無派閥議員による新たな勉強会発足を模索する動きもある。

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posted by カワサキ ヨシユキ at 21:13| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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